国際児童画協会(IKA)とは
アイカは「児童画を通じて国際交流を深める」という目的に賛同した仲間が集まって1991年8月に誕生したボランティア団体です。
愛知県のNHK名古屋放送センタービル内に世界中の児童画を展示する「子供専用ギャラリー」をオープン。
それ以来、東海三県を拠点に国内外で「国際児童画交流展」を開催し、2005年にはフランスに於て第100回を迎えました。
2010年の第140回にはIKA20周年記念事業として国際プラザとセントレアの2会場で開催しました。
文化や生活の違いを比較できるよう、世界と日本の児童画を同時に展示するだけにとどまらず、文化講演や芸能などを通して、
直接相手国の文化に触れる機会を設けています。
特に海外での開催時には、相手国の子供たちと直接触れ合うための絵画・造形教室等を併せて実施しています。
また、環境保全や動物保護をテーマにした絵本や世界の児童画の画集等の出版なども行っています。
(1)活動目的
「共通の関心や問題意識をテーマに世界各国の子供たちの絵を集め、展示発表し、見る人に
『純粋に感動する心』を呼び起こし、その心を通して国際相互理解と交流の促進をし、子供たちが将来への芸術文化に寄与する事」。
既成の概念に捉われない色彩感覚や形の大小、バランスに拘らない表現は、技術的な稚拙さを超えて人々の心に感動を
与えてくれます。この感動は、世界各国の子供たちの作品に共通するもので、
人種・民族・宗教・経済・環境などの違いによる差はありません。純粋に感動する心を作品の中から見つけ、
国際親善・国際相互理解を深めることを目的とします。
(2)活動内容
「児童画を通して国際交流を深める」という目的に賛同した仲間が集まって1991年8月に誕生したボランティア団体。
愛知県のNHK名古屋放送センタービル内に世界中の児童画を展示する「子供専用ギャラリー」をオープン。
設立年に開催した欧米・アジア諸国と日本の児童画を一堂に集めた「世界11か国と日本の子供たちの作品展」を皮切りに、
東海三県を拠点に各地で「国際児童画交流展」を開催。
1993年以降では、海外にも舞台を広げ、スリランカでの「スリランカ・日本国際児童画交流展」を開催
(象の孤児院支援の絵本作成)。以来、国内外で幅広く世界と日本の児童画を紹介展示する「国際児童画交流展」を
多数開催してきました。共通の関心や問題意識をテーマに描かれた世界中の児童画を文化や生活の違い
を比較できるよう同時に展示するだけにとどまらず、直接両国の文化や生活に触れる機会を設け、特に海外での開催時には、
相手国の子供たちと直接触れ合うための絵画指導や日本の伝統文化・能楽等紹介(鯉のぼり、日本の城、折り紙など)の共同
制作などの造形教室を併せて実施。又、環境保全や動物保護をテーマにした紙芝居・絵本・世界
の児童画の画集等の出版なども行っています。
又「毎日小学生新聞」全国版で国際児童画協会監修のもと2016年度に「世界の国からこども
ギャラリー」(全25回)連載、2018年度平昌オリンピック期間中にはスポーツをテーマに2回連載(世界6か国の児童画を紹介)し、
全国から反響がありました。2019年度~2021年度に、東京オリンピックに向けて「スポーツと友情を育む」をテーマに
した「世界国際児童画交流展」開催と「世界の児童画集」を発刊、併せて作品のスライドショー
制作。世界各国の多くの駐日大使からお祝いのメッセージが届きました。病院待合室などにも
「国際児童画交流展」の常設ギャラリーを設置、また 美術館や小学校などでも「児童画展」を開催し、幅広く、
多様な立場と年齢の人々に、子供たちの純粋な心で描かれた作品を通し、異文化交流と国際理解の楽しさを伝えています。
(3)活動の意義と評価
* この国際交流活動は、海外の国々でその意義が、高く評価され、今までに国連をはじめ世界100カ国以上の大使より、
感謝状や応援メッセージが届く。
* IKAの活動功績に対し、外務大臣表彰。また外務省の海外との交流記念認定事業(6回)。
* 愛知県国際推進功労賞
* 愛知県知事「ボランティア活動功労賞」